墓石の文字色について
墓石に彫られている文字には、仏教で重要視されている五色が扱われています。
これから墓石に文字を彫るなら、何色を選んだら良いのか気になる方が多いでしょう。
そこで今回は、墓石に彫る文字色ついてお話します。
▼墓石の文字色
墓石の文字色には、白・黒・赤・青・黄の5つが基本です。
文字色が持つ意味が異なるので、それぞれ紹介していきますね。
■白
白は墓石の文字色として最も親しまれており、どの石材に対しても文字栄えしやすいのが特徴です。
仏教では仏陀の歯を表し、人の持つ煩悩や悪行を洗浄する力を意味します。
■黒
黒ないしは紫は黒御影石に使用すると文字が見えにくいため、使われる機会は少ないでしょう。
しかし他の色と比べて汚れが気にならず、落ち着いた雰囲気を演出できますよ。
黒には仏陀の袈裟色を表し、人が持つ怒りや侮辱などを耐え忍ぶ意味があります。
■赤
仏教では赤の文字色は、仏陀の血の色を表しています。
あらゆる人を苦しみから助け、慈悲深く精進する象徴の意味があります。
墓石に赤い文字色を使用するのは、生前にいただいた戒名につけることが一般的です。
■青
青は仏陀の頭髪の色を表し、心を乱さず心穏やかな状態の禅譲を意味します。
一般的なお墓に使用される文字色ではない青ですが、墓相墓に多いと言われています。
墓相墓はお墓の形や方角・色などによって、家庭円満や子孫?栄などに影響を与えると考えられているのです。
■黄
仏陀の体の色を表す黄は、確固としたゆるぎない姿の金剛を象徴しています。
あまり使われない色ではありますが、文字を特別に強調する際に使用しても良いでしょう。
黄色に近い金色は、神々しく上品な印象を与えることができます。
▼まとめ
墓石に使われる文字色には白・黒・赤・青・黄の5つがあり、それぞれの持つ意味合いが異なります。
文字色の使用にはマナーや制限があるわけではないため、自分の理想とするお墓に合わせて選んでみてくださいね。
「株式会社近藤石材」では、確かな技術でお客様のご希望にお応えしております。
墓石の文字色に迷っている方は、お気軽にご相談ください。